自然素材が専門の工務店が解説!『パッシブハウス(住宅)』とは何か
日本ではまだ聞きなれない『パッシブハウス』とは何でしょうか・・!
環境先進国のドイツなどのヨーロッパ圏では20年ほど前からパッシブハウスの実用化が進んでいました。
近年においては自然素材を活用した住宅や地球へやさしい暮らしが注目を浴びています。
(「SDGs」といえば、しっくり来るのではないでしょうか)
そこで今回は、自然環境へもやさしいライフスタイルを実現できる『パッシブハウス』について解説していきたいと思います。
パッシブハウス(パッシブ住宅)とは
パッシブハウス(もしくはパッシブ住宅)とは簡単にいえば、自然エネルギーを活用した省エネ住宅の事です。世界で進む地球温暖化に対する家づくりのゼロエネルギー対策です。
家づくりではご予算の話から入るため、本当の心地よい住まいのお話は後回しになってしまいます。また断熱やエネルギーなどは見えないために施主様に伝わりにくく、工務店などにお任せになっています。
家づくりも科学の結晶で出来た箱のようなもので、たくさんの最新情報の宝庫です。
例えばサッシはペアガラスからトリプルガラスへ、そのガラスの間に使われるのは空気やアルコンガス、マイクロスペーサーなどと何のこっちゃ?!の世界です。
断熱材もUA値、熱還流率、熱抵抗値など様々な評価基準があって、施主様がそのすべてを選んでいくのは無理なお話です。
きっと建てる前に付かれてしまい、家をあきらめてしまいます。設計士ですらわからない方も多いように思います。
パッシブハウスを建てる前に...
そこで大切な事は家をトータル的にプランしつつ、お客様のご予算に合わせていくパッシブデザインです。
立地条件、太陽の軌道、風のふき方などをシュミレーションしながら窓を選び、太陽の熱を利用しながらその熱を利用する。また太陽光パネルで電気を作り余剰電力は蓄熱もしくは売電する。
このような仕組みを理解して作った我が家は生活も楽しくなりますよね。社会に貢献しているという家族共有の価値観はお子様にもとても良い教育になります。
自然環境への貢献と最高の住まいを両立
パッシブハウスとはブランドではなく自然環境に貢献する家の仕組みです。
プラスアルファーで室内も自然素材を使って仕上げれば最高の住まいになります。
家族が帰ってくると、無垢のフローリングやサンゴの塗壁からの自然な香りが出迎えてくれる生活、憧れますよね。
ぜひ、あなたのパッシブハウスを作りましょう。