投資や資産運用で上手に貯蓄を増やそう!
資産を増やすには貯金・節約・資産運用
老後2000万円問題や、コロナショックの発生、そして4月からの相次ぐ値上げラッシュ。ロシアのウクライナ侵攻で一段と上がった原油価格が光熱費にも反映されるなど、物価上昇で家計への負担が増す中、貯金や節約に加え、「資産運用」に関心を持ち始める人が増えています。
将来のインフレを想定し、投資をして備えるべきだと考える人も多いようです。マイホームを購入したくても、公的年金に期待できない昨今、住宅を取得することが、生活を圧迫してしまう恐れもあるという状況を変えていかなければ、本当の意味で生活の充実が計れることはないでしょう。
資産運用の知識はないし、何となく難しそうと感じているあなた。投資は少額からでもスタートできます。中にはポイントを活用すれば現金を使わずにできる方法も。あなたも投資によって老後の備えや貯蓄を増やすことを検討してみてはいかがでしょうか。今回は、投資初心者に向けた資産形成の順序や資産運用のポイントについて紹介します。
資産形成の順序を抑えておこう!
資産形成のためには、まずは、生活防衛資金を貯めることが大切です。そして、住宅、結婚、車など、必要だと思うことのためにお金を貯め、それと並行して老後の資金を貯める、さらに余裕があれば、インデックス投資を増額して資産を増やしたり、高騰配当株投資や不動産投資でキャッシュフローを強化していくことを基本戦略とします。
初心者の段階で大金を投資してしまうと、損した時に大きなショックを受けてしまうため、まずは家計に負担をかけない少額から取り組むことがポイントです。投資信託や、NISA、ポイント投資、ミニ株・アメリカ株など、「始めやすさ・期待リターン・コスト」を比較し、あなたにとって最適な運用方法を選びましょう。
また、資産運用で運用利回り低下のリスクを抑えるためには、「時間分散」という考え方が重要です。例えば、投資信託の場合、運用の対象となる株式や債券の値動きによって、常に価格が変動するため、どのタイミングで購入して投資すべきかの判断が難しいと感じる人も多いでしょう。
一時期にまとめて購入するのではなく、一定金額を毎月投資し続けることで、価格が低い時の購入量は多く、価格が高い時の購入量は少なくなり、最終的な平均購入単価を低く抑える効果が期待できる「ドルコスト平均法」と呼ばれる投資手法もあります。
資産運用は早く始めて長く続けることがポイント
まだ資産運用をしていない人の中には、「期待する運用利回りが達成できるか不安」など、投資に興味があっても踏み出せていない場合が多いと思いますが、資産運用のポイントは、「毎月一定額を長期的に継続して積み立てる」ことです。そのためには、生活に影響しない余裕資産の範囲で運用を行うことが大切です。
余裕資産での運用であれば、短期的な資産の値動きに紆余曲折せず、目標金額に向けて、資産形成を続けていくことができるでしょう。まずは、あなたの目標金額をどれくらいの期間で達成できそうか、具体的にイメージしてシミュレーションし、どのような種類の投資が向いているのかを検討することから始めてしてみてください。