ブレークタイム 海外ではシェアハウスが当たり前?実情をお届け!
『賢く生活するアイディア 海外の事例を紹介します』
これまで、主に日本の住宅に関するお話をしてきましたが、今回は少し視点を変えて、海外の暮らしにまつわる情報をお伝えしたいと思います。
日本でも需要が多くなり、注目が集まっているシェアハウス。家族以外の人と住まいを共有し、生活を共にするのは海外ではごく一般的なことです。国によって多少異なると思いますが、欧米では住まいに対する価値観が似ていて、家具付きの住居が多く、最低限の生活用品が揃っている所もあるので、スーツケース1つで気軽に引っ越しできる環境が特徴と言えるでしょう。今回は、海外の一般的なシェアアウスの種類と探し方、注意点やメリットについてご紹介します。
まず、シェアハウスの種類は大きく分けて3つあります。
・ホームステイ
一般家庭に滞在し、1部屋専用の寝室を借りるタイプ。
・オウンルーム(Oun room)
キッチンやバスルーム、リビングなどは共有し、自室を持つタイプ。自室内に専用のバスルームが設置されていることも。
・ルームシェア
キッチンやバスルーム、リビングはもちろん、寝室もシェアメイトと共有。専用のベッドとスペースがあり、2〜3人で1部屋を使用するタイプ。
シェアハウス探しは、インターネットや新聞の掲示板を活用するのが主流です。また、街で見かける「For Rent」や「To Let」の看板の物件を不動産会社や所有者に問い合わせる方法もあります。
次に、シェアハウスを探す時の注意点ですが、家賃は現金での支払いまたは銀行振込を求められる場合があります。支払いに関してのトラブルを避けるためにも、支払い時にサインなどを貰うと良いでしょう。入居時には、日本での敷金にあたるボンドが必要となります。金額は滞在する場所により異なりますが、大体2〜6週間分の家賃相当額です。ボンドは、よほどのことがない限り退出時に返還されます。また、不動産表示やエリアの相場額について事前にリサーチし、目的に合った物件を選ぶことが重要です。
日本でも、新しい住まいの形式としてゲストハウスやシェアハウスが普及し始めていますね。見ず知らずの人と生活空間を共にするということは、大変なこともありますが、生活のちょっとした譲り合いの大切さなど、学びも多いことでしょう。シェアハウスの最大の魅力は異文化交流で、身軽に入居できることや、家賃や光熱費などを折半できるというさまざまなメリットがあります。
私もかつて若い時にオーストラリアのシドニーでアパートメントをシェアしていた事があります。部屋を分けてキッチン、シャワールームなどを共同で使う生活です。若く、まだ収入の少ない時期に都会で生活するにはもってこいの方法かもしれませんね。皆さんの参考になれば幸いです。